忘れえぬ人
2001年5月4日某代理店の提出論文のテ−マ−に
<忘れえぬおもいで>というものがあった。
会社資料と共に、分厚い原稿紙が5枚。
文字数は、無制限。
これが、送られてきたとき、マジひいた。
だって期限があと4日で、文字数無制限・・・
しかも、この会社は毎回、論文でかなり絞るらしい
去年は6000人を100人まで絞った。
すげえ、いきたい会社の1つなんで、とりあえず今、やっていることを一時ストップし、いろいろ考えてみた。
中学の時のこと、高校の時のこと、サ−クルのときの事、バイトのこと・・・・・
いろいろ考えれば、考えるほど、彼女の顔が浮かぶ。
あれから、もう4年たったのに、俺の中に彼女はいる。たぶん、永遠に忘れられない。
じじいになって、死ぬときも、きっと、俺は彼女の事を思い出すんだろうな。
彼女に初めてあったのは、確か、高2の夏休みの頃。当時の俺は、思春期特有のコンプレックスの塊で、周りの人間に自分を悪く見せることで自我を確立していた。
そんなときに、俺は彼女と出会った。
彼女は長い髪をなびかせ、屈託なく笑い、いつも俺を励ましていた。
彼女の前では、本当の自分がいた。
そして、だんだんと彼女に惹かれていく自分がいた。
でも、俺は彼女に、コクロウとはしなかった。
なんでかって、それは尾崎(仮)の恋人だったから。
尾崎は、小学校以来の大親友だった。
兄貴肌で、仲間がバカにされると、自分のことのように怒り、
仲間の幸せには、自分のことのように喜ぶ。
そんな奴だった。
俺は、そんな尾崎がとても好きで
彼の友達であることを誇りにさえ思ってた。
尾崎を裏切ることは、できない。
そして、心の中に、尾崎なら彼女を幸せにすることができるが、俺にはできない。
そんな気持ちもあったのかもしれない。
その後、尾崎と彼女が、どうなったかは知らない。
俺は大学に上がるのと同時に、地元を離れたからだ。
周囲の状況の変化と
親友の恋人に好意を抱いてしまったという罪悪感から、彼らとは疎遠になってしまった。
ただいえることは、後悔はしていない。
それは、あのときの思い出が、恋とか愛とは、すこし違った、自分の中の、とてもかけがえのない思い出になったからだ。
春が過ぎ、サザンが夏の海にコダマするその季節になると、彼女のことを思い出す。
<忘れえぬおもいで>というものがあった。
会社資料と共に、分厚い原稿紙が5枚。
文字数は、無制限。
これが、送られてきたとき、マジひいた。
だって期限があと4日で、文字数無制限・・・
しかも、この会社は毎回、論文でかなり絞るらしい
去年は6000人を100人まで絞った。
すげえ、いきたい会社の1つなんで、とりあえず今、やっていることを一時ストップし、いろいろ考えてみた。
中学の時のこと、高校の時のこと、サ−クルのときの事、バイトのこと・・・・・
いろいろ考えれば、考えるほど、彼女の顔が浮かぶ。
あれから、もう4年たったのに、俺の中に彼女はいる。たぶん、永遠に忘れられない。
じじいになって、死ぬときも、きっと、俺は彼女の事を思い出すんだろうな。
彼女に初めてあったのは、確か、高2の夏休みの頃。当時の俺は、思春期特有のコンプレックスの塊で、周りの人間に自分を悪く見せることで自我を確立していた。
そんなときに、俺は彼女と出会った。
彼女は長い髪をなびかせ、屈託なく笑い、いつも俺を励ましていた。
彼女の前では、本当の自分がいた。
そして、だんだんと彼女に惹かれていく自分がいた。
でも、俺は彼女に、コクロウとはしなかった。
なんでかって、それは尾崎(仮)の恋人だったから。
尾崎は、小学校以来の大親友だった。
兄貴肌で、仲間がバカにされると、自分のことのように怒り、
仲間の幸せには、自分のことのように喜ぶ。
そんな奴だった。
俺は、そんな尾崎がとても好きで
彼の友達であることを誇りにさえ思ってた。
尾崎を裏切ることは、できない。
そして、心の中に、尾崎なら彼女を幸せにすることができるが、俺にはできない。
そんな気持ちもあったのかもしれない。
その後、尾崎と彼女が、どうなったかは知らない。
俺は大学に上がるのと同時に、地元を離れたからだ。
周囲の状況の変化と
親友の恋人に好意を抱いてしまったという罪悪感から、彼らとは疎遠になってしまった。
ただいえることは、後悔はしていない。
それは、あのときの思い出が、恋とか愛とは、すこし違った、自分の中の、とてもかけがえのない思い出になったからだ。
春が過ぎ、サザンが夏の海にコダマするその季節になると、彼女のことを思い出す。
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