別れと旅立ち

2001年5月21日
8時をすぎた頃、携帯がなった。
バイト先の後輩からだった。

<近くまできてるんで、飲みにいきませんか?>

やることは山ほどあったが
急な彼の電話に何か胸騒ぎを感じ、家を出た。

そして近所の居酒屋にはいった。
席につくなり、彼はいった。

<俺、バイトやめます・・・>

<実はベルマ―レ、受かったんで・・>

彼のいうベルマ−レとは
あのサッカ―のベルマ−レ平塚のことだ。

うちでのバイトのかたわら
彼は、ずっとサッカ―をやっていた。
そして、仮契約ということだが
遂に自分の夢の一歩に到達したのだ。

ふと、今までの彼のことが思い出された。
彼が、うちの店にきたのは
去年のアツイ夏の日だった。
急遽、スタッフがやめてしまい、本部に頼み
急ぎでとったのが、彼だった。

前はサ−フショップのスタッフだったらしく
ベシャリはかなりいい
加えて、BOYSRUSHにもでてるらしく
かなりの男前だ

しかし難点が1つあった。

それは真面目すぎるということ。

見かけによらず、かなり真面目で
そのことで、しばしば他のスタッフとぶつかり
自分が仲裁に入っていた。

彼の言ってることは正しいいのだが・・・
正論すぎたのだ。

けど、俺は一目で彼を気に入った。

何か昔の自分を見てるような気がしたからだ

だから、彼とはよく遊びにいった。

アトムでふっとび
ベイホ―ルのトランスではじけ

その彼が遂に夢の一歩
手前までたどりついた。
 
別れ際に
彼にこう、いわれた

<もし2年後、俺がビックになってたら
 また、一緒に仕事をしましょう。

彼なりの
俺に対するエ−ルだった。

夢を忘れるな

彼は、俺にこう、いいたかったんだろう

ずいぶん
会わないうちに、だいぶ偉そうになったなあ
と思う、反面

 ここまで、自分のことを思ってくれる
人間がいたことが、今の自分には嬉しかった。

あした、午前中にセミナ−にいった後
OB訪問がある。

彼に負けないように、
俺も決して、夢をあきらめない。

そして願わくば
広告で仕事にできたのなら
また、彼と一緒に仕事がしたい

そう思った。

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